コロナ禍の影響で“パパ活”の意味に変化が生じた
コロナ禍で新しい生活様式へ変化し、多くの方が仕事や遊び方、生活スタイルに何かしらの変化を実感していることでしょう。
パパ活については濃厚接触による感染リスクを理由に敬遠された時期もありましたが、お金に困ってパパ活を始める女性が次第に増加して市場規模を拡大させました。
コロナ禍でパパ活の意味とイメージが変化していて、「援交」もしくは「体の関係を結ぶことが前提」に近い意味合いへ変化しつつあります。
パパ活と援交は別物?
今までパパ活と援交は全く別物だと解説してきました。
パパ活の基本概念は食事や買い物などのデートをするもので、その先の関係へ発展するかはお互いの合意によって決まります。
援交ははじめから性行為を前提にしていて、事前のやり取りで金額に合意すれば女性側は相手を選びません。
あくまでも僕自身の価値観として、コロナ禍であってもパパ活の概念に変化はなく、援交とは全くの別物だと思っています。
しかし、パパ活を新たに始める男女が増え、悪い意味でパパ活をする人達の品質(民度)が変化した印象を受けます。
パパ活と援交が同じものだと勘違いして始める人が増えているため、パパ活の基本概念にこだわりすぎると、パパ活デートの段取り・進行がスムーズにいきません。
僕からのアドバイスとして、パパ(男性)側はあくまでも紳士的でパパ活の本質を理解しておくべきです。
その中で、援交と同じで体の関係を前提に考えている人が増えていることを頭の片隅に入れておきましょう。
パパ活デートの条件交渉とアポ取りでは、相手が概念や本質を正しく理解しているか見極める必要があります。
もし、相手が援交と同じものだと勘違いしているのであれば、堅苦しさを出さないように配慮した上で体の関係はお互いが自由意志のもとで同意することが必要だと説明しましょう。
単純にお金を渡す(受け取る)対価として性交渉が行われると、援交と同様に違法性や社会的責任を追求されるリスクがあります。
コロナ禍による参加者の変化
パパ活は東京都港区で発祥した歴史を持ち、仕事で成功して経済的な余裕を持つハイステータス男子と、港区女子と呼ばれる意識高い系女子が友達以上の関係に発展することから始まりました。
従来のパパ活女子(港区女子)はハイステータス男子と一緒に歩いても恥ずかしくないよう、品のある身だしなみを徹底する方が多かったです。
お手当(現金)による収入を得るだけではなく、高級レストランでの食事や高級車でのドライブなど、華やかに過ごすことに魅力を感じる女性の需要によって流行しました。
そしてパパ活をする男性側もパパ活女子に求められているのはお小遣い(お手当)だけではなく、ハイステータス男子ならではの品や格が必要だと理解していて、独身貴族などは敬遠する出会い方でした。
実際には肉体関係を持つケースが多いため、パパ活とは疎遠な人から援交と同じで表現を変えているだけと勘違いされていたのはコロナ前からのことです。
しかし、コロナ前はパパ活の本質を正しく理解している人しか参加しなかったため、初デートや体の関係への発展によるトラブルは少なく、恋愛に近い男女の駆け引きが行われていました。
コロナ禍になってからは、働き口を失うなどお金に困ってパパ活を始める女子と、風俗など夜のお店へ行きづらくなった理由でパパ活に興味を持つ男性が増えています。
性行為のハードルが下がった?
コロナ禍の影響から、パパ活で稼ぐには男性と関係を持つ必要があると決めつけているパパ活女子が増えています。
食事をするだけの形もあるなど基本的な情報はネット検索で簡単に入手できますが、そんな簡単に高単価の報酬を得られないと考えている女性が多いようです。
また、生活費の支払いなど資金調達への緊急性を理由に、初回デートから体の関係を結ぼうとする女性が増えています。
いずれにしても、パパ活で性交渉をするハードルは下がり、一般の素人女性と関係を発展させやすくなったのは事実です。
しかし、パパ活を暗に体の関係を前提にした言葉だと捉えてしまうと、売春防止法などの違法性を問われるリスクがあるので注意しましょう。
風俗客からの流入
コロナ禍によって男性が性欲処理に使う風俗店の需要が激減しました。
休業するお店が増えたほか、風俗嬢は日々多くの男性客と濃厚接触するため、感染リスクの問題から敬遠する人が多いです。
そこで注目されるようになったのがパパ活で、1回数万円程度を払って素人女性と性交渉する目的だけで始める男性が増えました。
お金に困っている女性と体の関係だけを目的にする男性がマッチングし、スムーズにパパ活デートが進行されることもありますが、パパ活の本質を理解しているパパ活女子は民度が低い男性陣を嫌厭します。
一部で質の低い男性ユーザーが風俗から流入している影響で、パパ活の本質を理解しているパパ活女子は従来以上に本物のハイステータス男子なのか見極めようとしています。
パパ活を円滑に進めるためにも、パパ活女子が警戒心を高めている背景と現状を理解しておきましょう。
時代に流されてはいけない
コロナ禍によって、パパ活が暗に体の関係を前提にした言葉に変化してきたのは事実です。
金額交渉だけを行って関係を発展させるハードルはコロナ前よりも低くなっています。
そして、従来は自己アピールをしながら良好な関係を築くための駆け引きを楽しんでいた男性も、一部でお金を積んで楽をしようとしている人が現れてきました。
体の関係を最優先に考えるのであれば良い方向へ変化したと捉えることもできますが、パパ活は援交とは違って法的に低リスクで女性と親しくなる出会い方です。
パパ活女子に対しては、食事や買い物デートだけの付き合い方があり、男性側の容姿やトーク力を見て関係を発展するか自由意志で決められることを伝えないといけません。
自由意志による合意を取っておかないと、警察の捜査対象になって刑事責任を追及されるリスクがあるほか、後から関係を持ったパパ活女子に脅されるリスクが発生します。
時代によって参加者の考え方や傾向が変化しても、基本的な概念と本質を忘れないようにしましょう。